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マンション管理士 過去問解説 平成15年 問46

【問 46】 次の記述は、「マンションの管理の適正化に関する指針」において定められている「マンションの管理の適正化の推進のための管理委託に関する基本的事項」に関するものである。空白となっているA~Dに下欄のア~ケの語句を選んで文章を完成させた場合において、正しい組合せは、どれか。

管理組合は、マンションの管理の主体は管理組合自身であることを認識したうえで、管理事務の全部又は一部を第三者に委託しようとする場合は、その委託内容を十分に検討し、(A)をもって管理委託契約を締結することが重要である。なお、(B)を選定する場合には、(C)は、事前に必要な資料を収集し、マンションの区分所有者等にその情報を公開するとともに、マンション管理業者の行う(D)を活用し、適正な選定がなされるように努める必要がある。また、(B)が選定されたときは、(C)は、当該契約内容を周知するとともに、マンション管理業者の行う管理事務の報告等を活用し、管理事務の適正化が図られるよう努める必要がある。

ア=書面  イ=総会の決議  ウ=マンション管理業者  エ=管理委託契約先  オ=管理組合  カ=管理組合の管理者等  キ=管理組合の理事会  ク=業務報告会  ケ=説明会

1 Aはア Bはウ Cはオ Dはク

2 Aはア Bはエ Cはカ Dはケ

3 Aはイ Bはエ Cはオ Dはク

4 Aはイ Bはウ Cはキ Dはケ

【解答及び解説】

【問 46】 正解 2

管理組合は、マンションの管理の主体は管理組合自身であることを認識したうえで、管理事務の全部又は一部を第三者に委託しようとする場合は、その委託内容を十分に検討し、(A=書面)をもって管理委託契約を締結することが重要である。
なお、(B=管理委託契約先)を選定する場合には、(C=管理組合の管理者等)は、事前に必要な資料を収集し、マンションの区分所有者等にその情報を公開するとともに、マンション管理業者の行う(D=説明会)を活用し、適正な選定がなされるように努める必要がある。
また、(B=管理委託契約先)が選定されたときは、(C=管理組合の管理者等)は、当該契約内容を周知するとともに、マンション管理業者の行う管理事務の報告等を活用し、管理事務の適正化が図られるよう努める必要がある。
以上より、A=ア 書面、B=エ 管理委託契約先、C=カ 管理組合の管理者等、D=ケ 説明会、となり、正解は肢2となる。