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マンション管理士 過去問解説 平成15年 問41

【問 41】 マンションに使用される建築材料等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 コンクリートは、調合の際に水セメント比を小さくすれば、強度が増すとともに打ち込み作業が行いやすくなる。

2 鉄筋コンクリート造における鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、鉄筋を腐食から保護するため、一定以上とする必要がある。

3 磁器質タイルは、陶器質タイルよりも吸水率が小さく、外壁用のタイルとしても用いられる。

4 石膏ボードは、防火性や遮音性に優れ、壁下地材等の内装材として多用されている。

【解答及び解説】

【問 41】 正解 1

1 不適切。コンクリートの調合の際に水セメント比(W/C)を小さくすれば(水の量を減らせば)、強度が増すという点は正しい。しかし、水の量を減らせば打ち込み作業は行いにくくなる。

2 適切。鉄筋コンクリート造における鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、コンクリートの中性化による鉄筋の腐食から保護するため、一定以上とする必要がある。

3 適切。磁器質タイルは、陶器質タイルよりも吸水率が小さいので、外壁用のタイルとしても用いられる。

4 適切。石膏ボードは、防火性や遮音性に優れているので、壁下地材等の内装材として多用されている。