下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成14年 問36

【問 36】 マンションの長期修繕計画及び修繕積立金に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

1 標準管理規約によれば、窓枠及び窓ガラスは専有部分とされているので、当該部分の工事費用は、長期修繕計画に計上してはならない。

2 長期修繕計画においては、一般的な材質及び仕様による外壁塗装工事の修繕周期は、12~15年程度である。

3 長期修繕計画は修繕積立金算出の根拠となっているので、その見直しは、頻繁では不都合であり、20年ごとが適正である。

4 標準管理規約によれば、エレベーターの保守点検に要する費用は、修繕積立金から支出するものとされている。

【解答及び解説】

【問 36】 正解 2

1 不適切。窓枠及び窓ガラスは、専有部分に含まれないものとされている。
*標準管理規約7条2項3号

2 適切。一般的な材質及び仕様による外壁塗装工事の修繕周期は、12~15年程度とされている。

3 不適切。長期修繕計画は修繕積立金算出の根拠となっているという点は正しいが、長期修繕計画の内容について、具体的な見直しの期間は定められていない。
*標準管理規約32条関係コメント②

4 不適切。エレベーターの保守点検に要する費用は、「共用設備の保守維持費及び運転費」に該当し、管理費から支出される。
*標準管理規約27条3号