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マンション管理士 過去問解説 平成14年 問25

【問 25】 機械警備業者の義務に関する次の記述のうち、警備業法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 一業者につき一人の機械警備業務管理者を選任しなければならない。

2 機械警備業務を行おうとするときは、当該機械警備業務に係る基地局又は警備業務対象施設の所在する都道府県の区域ごとに、都道府県公安委員会の許可を受けなければならない。

3 都道府県公安委員会規則で定める基準に従い、基地局において盗難等の事故の発生に関する情報を受信した場合に、速やかに、現場における必要な措置を講ずることができるよう、必要な数の警備員、待機所及び車両その他の装備を適正に配置しておかなければならない。

4 機械警備業務を行う契約を締結しようとするときは、契約を締結しようとする相手方からの要求があった場合に限り、当該機械警備業務に係る基地局の所在地等の一定の事項を説明しなければならない。

【解答及び解説】

【問 25】 正解 3

1 誤り。機械警備業者は、「基地局ごと」に、機械警備業務管理者を選任しなければならない。
*警備業法42条1項

2 誤り。機械警備業者は、機械警備業務を行おうとするときは、当該機械警備業務に係る基地局又は送信機器を設置する警備業務対象施設の所在する都道府県の区域ごとに、当該区域を管轄する公安委員会に、一定の事項を記載した「届出書を提出」しなければならない。許可は不要である。
*警備業法40条

3 正しい。機械警備業者は、都道府県公安委員会規則で定める基準に従い、基地局において盗難等の事故の発生に関する情報を受信した場合に、速やかに、現場における警備員による事実の確認その他の必要な措置が講じられるようにするため、必要な数の警備員、待機所及び車両その他の装備を適正に配置しておかなければならない。
*警備業法43条

4 誤り。警備業者は、警備業務の依頼者と警備業務を行う契約を締結しようとするときは、当該契約を締結するまでに、当該契約の概要について記載した書面をその者に交付しなければならない。これは相手方の要求の有無を問わない。
*警備業法19条1項