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マンション管理士 過去問解説 平成13年 問43
【問 43】 マンションの長期修繕計画と修繕積立金に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 長期修繕計画は、どの部分を、いつ頃、どの位の費用で修繕すべきかを計画するもので、修繕積立金の算定根拠としても重要である。
2 長期修繕計画の計画期間は、あまり長すぎても現実的ではないので、10年程度が一般的である。
3 長期修繕計画で対象となる主要な工事項目には、屋上防水、外壁補修、給排水管取替等がある。
4 長期修繕計画では、修繕工事費だけでなく、調査診断、修繕設計、工事監理、長期修繕計画の見直しなどのコンサルタント費用も計上しておくことが重要である。
【解答及び解説】
【問 43】 正解 2
1 適切。標準管理規約によれば、計画修繕の対象となる工事として外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められているものであることが必要とされており、これらは修繕積立金の算定根拠としても重要である。
*標準管理規約32条関係コメント②2
2 不適切。標準管理規約によると、長期修繕計画の内容として、計画期間が30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上とすることが必要であるとされており、10年程度が一般的であるとはいえない。
*標準管理規約32条関係コメント②1
3 適切。標準管理規約によれば、計画修繕の対象となる工事として外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられている。
*標準管理規約32条関係コメント②2
4 適切。長期修繕計画においては、修繕工事費だけでなく、それらの工事に伴う費用である調査診断、修繕設計、工事監理、長期修繕計画の見直しなどのコンサルタント費用も支出する必要がある以上、これらの費用も計上しておくことが重要である。