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マンション管理士 過去問解説 平成13年 問37

【問 37】 マンションに用いられる構造方式とその特徴に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 壁式構造は、壁や床等の面的な構造部材により荷重や外力に対応する構造方式で、中低層の建物に多く用いられる。

2 ラーメン構造は、チューブ状の鋼管にコンクリートを充填したものを主要な構造部材とする構造方式で、中高層の建物に多く用いられる。

3 鉄骨鉄筋コンクリート構造は、鉄骨の骨組みを鉄筋コンクリートで覆ったものを主要な構造部材とする構造方式で、高層の建物に多く用いられる。

4 免震構造は、積層ゴム等の支承を設けて地盤から建物に伝わる地震の振動を軽減しようとする構造方式である。

【解答及び解説】

【問 37】 正解 2

1 正しい。壁式構造は、壁や床等の面的な構造部材により荷重や外力に対応する構造方式であり、壁で建物を支えるため建物が重くなるので、中低層の建物に多く用いられる。

2 誤り。チューブ状の鋼管にコンクリートを充填したものを主要な構造部材とする構造方式というのは、鋼管コンクリート構造である。

3 正しい。鉄骨鉄筋コンクリート構造は、鉄骨の骨組みを鉄筋コンクリートで覆ったものを主要な構造部材とする構造方式で、耐震性と耐火性が優れており、高層の建物に多く用いられる。

4 正しい。免震構造は、積層ゴム等の支承を設けて地盤から建物に伝わる地震の振動を軽減しようとする構造方式で、建物の揺れ自体を軽減する。