下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成13年 問26

【問 26】 マンションの大規模の修繕を行う場合に、建築基準法第86条の7の規定に基づき、既存の建築物に対する制限が緩和されるものは、次のうちどれか。

1 建蔽率に関する規制

2 容積率に関する規制

3 日影による中高層の建築物の高さに関する規制

4 低層住居専用地域内における建築物の絶対高さに関する規制

【解答及び解説】

【問 26】 正解 1、2、3及び4

1 緩和される。既存不適格建築物について、増改築の規模が小さい場合には、現行の法令を適用するのは難しいので、一定の範囲において制限が緩和されている。その緩和される事項に、「建蔽率に関する規制」が含まれている。
*建築基準法86条の7

2 緩和される。既存不適格建築物について、増改築の規模が小さい場合には、現行の法令を適用するのは難しいので、一定の範囲において制限が緩和されている。その緩和される事項に、「容積率に関する規制」が含まれている。
*建築基準法86条の7

3 緩和される。既存不適格建築物について、増改築の規模が小さい場合には、現行の法令を適用するのは難しいので、一定の範囲において制限が緩和されている。その緩和される事項に、「日影による中高層の建築物の高さに関する規制」が含まれている。
*建築基準法86条の7

4 緩和される。既存不適格建築物について、増改築の規模が小さい場合には、現行の法令を適用するのは難しいので、一定の範囲において制限が緩和されている。その緩和される事項に、「日影による中高層の建築物の高さに関する規制」が含まれている。
*建築基準法86条の7


【解法のポイント】本問は、法改正によりすべての肢が正解肢となります。法改正前は、肢2のみが緩和の対象でした。その意味で過去問としての意味は失われたのかもしれません。