下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成13年 問6

【問 6】 団地(3棟のマンションで構成され、各団地建物所有者が敷地を共有している。)の管理に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 敷地の管理は、3棟の管理組合の管理者の協議により行われる。

2 法改正で削除

3 敷地に関する規約の変更は、団地建物所有者及び敷地の持分による議決権の各3/4以上の多数による集会の決議によれば、一部の敷地の共有者の権利に特別の影響を及ぼす場合でも、その承諾を得ずに行うことができる。

4 区分所有法に定める手続きを経れば、団地の管理組合は、各棟についてもその管理に当たることができる。

【解答及び解説】

【問 6】 正解 4

1 誤り。団地内の敷地が共有に属する場合の当該敷地の管理は、団地管理組合が行うのであって、各マンションの管理組合の管理者の協議により行うということはない。
*区分所有法65条

2 法改正で削除

3 誤り。規約の設定、変更又は廃止が一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすべきときは、その承諾を得なければならないという規定は、団地にも準用されており、一部の敷地の共有者の権利に特別の影響を及ぼす場合には、その承諾が必要となる。
*区分所有法66条

4 正しい。団地内の専有部分のある建物についても、その棟の区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による決議があれば、団地管理組合はその管理に当たることができる。
*区分所有法68条1項2号