下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和4年 問21

【問 21】 マンションの塗装部分の汚れや付着物の除去方法に関する次の記述のうち、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」(一般社団法人 日本建築学会)によれば、最も不適切なものはどれか。

1 塵埃については、ブラシを用いて水洗いした。

2 カビについては、ワイヤブラシでかき落とした後に、水洗いした。

3 油脂類については、中性洗剤洗いをした後に、水洗いした。

4 鉄錆については、ディスクグラインダーを用いて除去した後に、水洗いした。

【解答及び解説】

【問 21】 正解 2

1 適切。塵埃については、ブラシを用いた水洗いまたは高圧洗浄をすることは適切である。

2 不適切。カビについては、ワイヤブラシ等でかき落とすことは適切であるが、水洗いすることは適切ではなく、アルコール拭きまたは塩素系漂白剤等で滅菌処理する必要がある。

3 適切。油脂類については、中性洗剤洗いをした後に水洗するか、溶剤拭きする。

4 適切。鉄錆については、ワイヤブラシ、ディスクグラインダー等を用いて除去した後に、ただちに水洗いすることは適切である。


【解法のポイント】この問題も、なかなか難しかったと思いますが、カビに水洗いをすることは不適切であることは、何となくわかった人もいたのではないかと思います。