下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和4年 問18

【問 18】 消防法第9条の2に規定する住宅用防災機器である住宅用防災警報器に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 住宅用防災警報器とは、住宅における火災の発生を未然に又は早期に感知して報知する警報器をいう。

2 消防法の規定により住宅用防災警報器を設置する必要がある場合には、その住宅用防災警報器は、天井又は壁の屋内に面する部分に設置しなければならない。

3 住宅用防災警報器は、市町村の火災予防条例による別段の定めがある場合を除き、台所にのみ設置すればよい。

4 住宅の関係者には、住宅用防災警報器を設置する義務に加えて、適切に維持する義務が課せられている。

【解答及び解説】

【問 18】 正解 3

1 適切。住宅用防災警報器とは、住宅における火災の発生を未然に又は早期に感知し、及び報知する警報器をいう。
*消防法施行令5条の6第1号

2 適切。住宅用防災警報器の感知器は、天井又は壁の屋内に面する部分に、火災の発生を未然に又は早期に、かつ、有効に感知することができるように設置することが必要である。
*消防法施行令5条の7第1項2号

3 不適切。住宅用防災警報器の感知器は、就寝の用に供する居室の部分等に設置することとされており、台所にのみ設置すればよいというわけではない。
*消防法施行令5条の7第1項1号

4 適切。住宅の用途に供される防火対象物(この条において「住宅」という。)の関係者は、住宅用防災機器の設置及び「維持」に関する基準に従って、住宅用防災機器を設置し、及び維持しなければならない。
*消防法9条の2第1項


【解法のポイント】住宅用防災警報器については、過去問にも出題があります。それを解いていれば、本問の正解は分かったと思います。