下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和3年 問43

【問 43】 国土交通省が公表している分譲マンションの新規供給戸数及びストック戸数の推計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 築40年超の分譲マンションの戸数は、令和元年末において、分譲マンションストック総数の約3割を占めている。

2 公表の対象となっている分譲マンションとは、中高層(3階建て以上)・分譲・共同建で、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート又は鉄骨造の住宅をいう。

3 令和元年末における分譲マンションストック総数に対して、平成27年の国勢調査による一世帯当たり平均人員をかけると、国民の約2割が分譲マンションに居住していることになる。

4 令和元年末現在の分譲マンションストック総数は、約500万戸である。

【解答及び解説】

【問 43】 正解 2

1 不適切。令和元年末における築40年超のマンションは91.8万戸で、マンションストック総数の約「14%」である。

2 適切。公表の対象となっているマンションとは、中高層(3階建て以上)・分譲・共同建で、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート又は鉄骨造の住宅をいう。

3 不適切。令和元年末における分譲マンションストック戸数に平成27年国勢調査による1世帯当たり平均人員2.33をかけると、約1550万人となり、国民の「1割超」が居住している推計となる。

4 不適切。令和元年末現在の分譲マンションストック総数は約665.5万戸である。


【解法のポイント】この問題は、ちょっとビックリで、数字が問われているので、完全に「まいった」人が多かったと思います。正解肢が、数字ではなく、比較的常識的な内容だったことが救いでしたが、さてそれで正解が導けたかどうかというのは難しいところだったと思います。