下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和3年 問17

【問 17】 マンションの屋上の防水に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。

2 シート防水に用いられる、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力が大きく下地の動きに追従する。

3 建築改修工事監理指針によれば、外気温の著しい低下が予想されるときは、塗膜防水を施工しなければならない。

4 ウレタン系塗膜防水工法は、突出物の多い屋上の改修工事の際に、施工が容易なため採用されることが多い。

【解答及び解説】

【問 17】 正解 3

1 適切。メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。

2 適切。シート防水は、防水層を接着剤でモルタルの上に張ったものであるが、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力が大きく下地の動きに追従する。

3 不適切。防水層の施工の良否は、施工時の気象条件に大きく左右されるので、気温が著しく低い場合は、原則として施工を中止する必要がある。

4 適切。ウレタン系塗膜防水工法は、施工が容易なため、突出物の多い屋上の改修工事の際に採用されることが多い。


【解法のポイント】建築系の範囲は、なかなか対応が大変ですが、過去問をしっかり学習しておいて下さい。正解肢の肢3は、平成30年 問28 肢1に類似の問題が出題されています。