下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 令和2年 問21
【問 21】 住戸内に設置する住宅用防災機器に関する次の記述のうち、消防法によれば、誤っているものはどれか。
1 住宅用防災機器の設置は、新築住宅、既存住宅を問わず義務化されている。
2 就寝の用に供する居室には、住宅用防災機器を設置しなければならない。
3 共同住宅用スプリンクラー設備を設置した場合には、住宅用防災機器を設置しないことも可能である。
4 住宅用防災機器の設置場所は、天井面に限られ、壁面に設置してはならない。
【解答及び解説】
【問 21】 正解 4
1 正しい。住宅用防災機器の設置は、現在では新築住宅、既存住宅を問わず義務化されている。
2 正しい。住宅用防災機器の感知器は、就寝の用に供する居室に設置することが必要である。
*消防法施行令5条の7第1項1号イ
3 正しい。住宅用防災機器の設置が必要な住宅の部分にスプリンクラー設備又は自動火災報知設備を、一定の技術上の基準に従い設置したときは、当該設備の有効範囲内の住宅の部分について住宅用防災機器を設置しないことができる。
*消防法施行令5条の7第1項3号
4 誤り。住宅用防災機器の感知器は、天井又は「壁」の屋内に面する部分(天井のない場合にあっては、屋根又は壁の屋内に面する部分)に、火災の発生を未然に又は早期に、かつ、有効に感知することができるように設置することが必要である。壁面に設置してもよい。
*消防法施行令5条の7第1項2号
【解法のポイント】肢1にもありますように、住宅用防災機器は、新築住宅、既存住宅を問わず設置が義務化された頃から、よく試験に出題されるようになりました。この問題は、管理業務主任者の平成21年の問21で本問とそっくりの問題が出題されています。