下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 令和2年 問19
【問 19】 建築物の換気に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 住宅等の居室において、ホルムアルデヒドに関する技術的基準として、機械式換気設備の必要有効換気量の計算に求められる換気回数は、建築基準法によれば、原則として、3時間に1回である。
2 換気効率の指標の一つである「空気齢」は、その数値が大きいほど、その地点に供給される空気が汚染されている可能性が高い。
3 「自然換気」とは、建物の内外の温度差、外部風を利用して換気する方式のことである。
4 マンションの換気方式としても採用される「第3種換気方式」とは、自然給気と機械排気を組み合わせた換気方式である。
【解答及び解説】
【解法のポイント】肢1は、細かい数字ですが、マンション管理士では過去問に出題がありますので、今後は管理業務主任者でも覚えておいた方がいいです。
【問 19】 正解 1
1 不適切。ホルムアルデヒドに関する技術的基準として、機械式換気設備の必要有効換気量の計算に求められる換気回数は、住宅等の居室の場合には、原則として、「1時間に0.5回」以上である。
2 適切。空気齢は、換気効率の指標の一つであり、外部から室内に入ってきた空気が、室内のある地点に到達するまでにかかる時間を示したものである。したがって、その数値が大きい(長い)ほど、その地点に供給される空気が汚染されている可能性が高い。
3 適切。自然換気とは、給気口と排気口を設け、建物の内外の温度差、外部風を利用して換気する方式である。
4 適切。第3種換気方式は、給気は給気口等の自然換気で行い、排気のみに機械換気を利用する方式であり、マンションでも採用される。