下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和2年 問15

【問 15】 管理組合における以下の①~③の活動に関し、令和2年3月分の仕訳として最も適切なものは、次の1~4のうちどれか。ただし、会計処理は、毎月次において発生主義の原則によるものとする。

《管理組合の会計年度:毎年4月1日から翌年3月31日まで》

活動

令和2年3月中の管理組合の普通預金の入金内訳は、次の①から③の通りである。




【解答及び解説】

【問 15】 正解 4

①は、2月以前分に係る収入であるから、以前の該当月において未収入金(資産)として、下記のように仕訳されていたはずである。
未収入金 135,000/管理費収入     100,000
          修繕積立金収入   30,000
          駐車場使用料収入  5,000
上記の未収入金が、3月に入金されているわけであるから、3月分の仕分けとしては、「普通預金 135,000/未収入金 135,000」となる。
②は当月分の収入であるから、下記のように仕訳される。
普通預金 205,000/管理費収入     150,000
           修繕積立金収入   45,000
           駐車場使用料収入 10,000
③は4月分管理費等が、3月に入金されているわけであるから、各収入はすべて前受金(負債)になるので、「普通預金 1,710,000/前受金 1,710,000」となる。
以上、①~③をすべて合計すると、肢4が正解となる。


【解法のポイント】仕訳の問題は、一つ一つ丁寧にまとめて、計算していかないといけないので面倒ですが、この問題の内容自体は基本的なものだったと思います。