下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和元年 問23

【問 23】 雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 雨水排水管径の算定に用いる降水量は、各地域ごとの平均降水量を採用する。

2 雨水排水ますは、敷地雨水管の起点や合流箇所、方向を変える箇所、配管距離が長い箇所などの継手の代わりに設置し、敷地雨水管の掃除口の役目を果たすものである。

3 雨水排水ますには、雨水中に混在する泥などが排水管に流れ込まないようにするために、150mm以上の泥だまりを設ける。

4 雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続させる場合においては、排水管や下水道からの臭気の侵入を防ぐため、雨水排水系統にトラップますを設置する。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 1

1 不適切。雨水排水管径の算定に用いる降水量は、各地域ごとの「最大雨量」を採用する。

2 適切。雨水排水ますは、敷地内の排水のために雨水排水管の起点や合流箇所、方向を変える箇所、配管距離が長い箇所などの継手の代わりに設置するもので、敷地雨水管の保守点検や、掃除口の役目を果たすものである。

3 適切。雨水排水ますには、雨水中に混在する泥などが排水管に流れ込まないようにするために、150mm以上の泥だまりを設ける。

4 適切。雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続させる場合においては、排水管や下水道からの臭気の侵入を防ぐため、雨水排水系統にトラップます(トラップ機能のある排水ます)を設置する。


【解法のポイント】排水設備に関する問題は定番の問題です。正解肢の肢1は初めての出題ではなかったかと思いますが、その他の肢は過去問で出題されています。