下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和元年 問22

【問 22】 次の記述のうち、建築士法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 「設計図書」とは、建築物の建築工事の実施のために必要な現寸図を含む図面をいい、仕様書は含まれない。

2 「構造設計」とは、建築設備の各階平面図及び構造詳細図その他の建築設備に関する設計図書で国土交通省令で定めるものの設計をいう。

3 「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、当該工事が設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。

4 建築士事務所に属する一級建築士は、2年ごとに、登録講習機関が行う講習を受けなければならない。

【解答及び解説】

【問 22】 正解 3

1 誤り。「設計図書」とは、建築物の建築工事の実施のために必要な図面(現寸図その他これに類するものを「除く」。)及び「仕様書」をいう。
*建築士法2条6項

2 誤り。「構造設計」とは、基礎伏図、構造計算書その他の建築物の構造に関する設計図書で国土交通省令で定めるものの設計をいう。問題文の内容は、「設備設計」に関するものである。
*建築士法2条7項

3 正しい。「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。
*建築士法2条8項

4 誤り。建築士事務所に属する一級建築士は、「3年」ごとに、登録講習機関が行う講習を受けなければならない。
*建築士法22条の2、同法施行規則17条の36


【解法のポイント】建築士法というのも、どこまで勉強しておけばいいのか分りにくい範囲ですが、本問は用語の定義ですので、この程度は押さえておいて下さい。