下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 令和元年 問18

【問 18】 用途地域内の建築制限に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。ただし、特定行政庁の許可は受けないものとし、用途地域以外の地域、地区等は考慮しないものとする。

1 共同住宅は、工業地域に建築することができる。

2 倉庫業を営む倉庫は、第一種中高層住居専用地域に建築することができる。

3 旅館は、第二種中高層住居専用地域に建築することができる。

4 病院は、田園住居地域に建築することができる。

【解答及び解説】

【問 18】 正解 1

1 正しい。共同住宅は、工業専用地域では建築することができないが、それ以外の用途地域では建築することができるので、工業地域において建築することができる。
*建築基準法48条

2 誤り。倉庫業を営む倉庫は、準住居地域~工業専用地域において建築することができるが、第一種中高層住居専用地域においては建築することはできない。
*建築基準法48条

3 誤り。旅館は、第一種住居地域~準工業地域において建築することができるが、第二種中高層住居専用地域において建築することはできない。
*建築基準法48条

4 誤り。病院は、第一種中高層住居専用地域~準工業地域において建築することができるが、田園住居地域において建築することはできない。
*建築基準法48条


【解法のポイント】管理業務主任者試験においては、用途制限の問題は初めてではなかったでしょうか。今後は基本的なものについては、対策を取る必要がありそうです。