下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成30年 問20

【問 20】 給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 飲料水の給水タンク等の天井が蓋を兼ねていない場合に当該給水タンク等に設けるマンホールは、外部から内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる小規模な給水タンク等を除き、直径60cm以上の円が内接できるものとする。

2 飲料水の給水タンクの局部震度法による設計用標準震度は、同じ耐震クラスでは、地階よりも屋上の方が大きい。

3 ガス瞬間式給湯器の能力表示は、一般に「号」で表され、1号は、流量毎分1リットルの水の温度を25℃上昇させる能力を表している。

4 排水横管の必要最小こう配は、管径が大きくなるほど大きくなる。

【解答及び解説】

【問 20】 正解 4

1 適切。給水タンク等を建築物の内部、屋上又は最下階の床下に設ける場合においては、内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる位置に、直径60cm以上の円が内接することができるマンホールを設けること。ただし、外部から内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる小規模な給水タンク等にあっては、この限りでない。以上の点について、給水タンク等の天井が蓋を兼ねる場合においては、この限りでない。
*建設省告示第1406号

2 適切。飲料水の給水タンクの局部震度法による設計用標準震度は、同じ耐震クラス(たとえば、マンションにおいて要求される耐震クラスA)では、地階(0.6)よりも屋上(1.5)の方が大きい。

3 適切。ガス瞬間式給湯器の能力表示は、一般に「号」で表され、1号は、流量毎分1リットルの水の温度を25℃上昇させる能力を表している。

4 不適切。排水横管の必要最小こう配は、管径が大きくなるほど「小さく」なる。


【解法のポイント】本問は、給排水衛生設備の問題の中でも、過去問にも問われている内容で、簡単なものだったと思います。