下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成29年 問24

【問 24】 照明用LEDランプに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 LEDランプから放射される全光束は、ルーメン単位で表される。

2 白色光のLEDランプは、一部の発光方式を除き、紫外線をほとんど放出しないため、照らされた物の退色を軽減できる。

3 LEDランプには、微量ながら水銀が含まれているので、破損に注意して処分しなければならない。

4 直管形のLEDランプを従来の蛍光灯照明器具に設置すると、発熱・発煙などの事故が起きる場合がある。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 3

1 適切。LEDランプから放射される全光束(電球そのものが発する明るさの総量)は、ルーメン単位で表される。白熱電球の場合にはワットが明るさの基準となっているのと異なる。

2 適切。白熱電球、蛍光灯が紫外線を放出するのに対し、LEDランプは、紫外線をほとんど放出しないため、照らされた物の退色を軽減できる。

3 不適切。LEDランプには、水銀は含まれていない。

4 適切。直管形のLEDランプを従来の蛍光灯照明器具に設置すると、発熱・発煙などの事故が起きる場合がある。


【解法のポイント】LEDは、従来は省エネの観点から出題されることが多かったですが、本問では正面からその内容が出題されています。LEDのような従来から何度か出題されている範囲というのは、徐々に細かく問われる傾向があるので要注意です。