下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成29年 問22
【問 22】 雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 1mmの雨が1㎡の面積に降ったときの量は、10リットルである。
2 敷地雨水管の流速は、毎秒2m以上になるように設計する。
3 敷地雨水管の起点や合流箇所、方向を変える箇所などに設置する雨水ますに設ける泥だまりは、100mm以上とする。
4 敷地に降る雨の排水設備を設計する場合には、その排水設備が排水すべき敷地面積に、当該敷地に接する建物外壁面積の50%を加えて計算する。
【解答及び解説】
【解法のポイント】この問題は、非常に難解です。しかも、数字を問うていますので、シビれた人が多かったと思います。間違えても仕方のない問題だと思います。
【問 22】 正解 4
1 不適切。1リットルは、1,000立方センチメートルであるが、1mmの雨が1㎡の面積に降ったときは、100cm×100cm×0.1cm=1,000立方センチメートルとなるので、1リットルである。
2 不適切。敷地雨水管の流速は、毎秒0.6m~1.5m以上になるように設計する。
3 不適切。敷地雨水管の起点や合流箇所、方向を変える箇所などに設置する雨水ますに設ける泥だまりは、15cm(150mm)以上とする必要がある。
4 適切。敷地に降る雨の排水設備を設計する場合には、その排水設備が排水すべき敷地面積に、当該敷地に接する建物外壁面積の50%を加えて計算する。