下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成29年 問21

【問 21】 音に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 人間が聴き取ることのできる周波数帯は、約20ヘルツから20,000ヘルツである。

2 加齢性難聴は、低い周波数から始まり、次第に高い周波数でもみられるようになる。

3 人間が聴き取ることのできる最小の音圧は、周波数によってかなり変化する。

4 固体伝搬音とは、建物の躯体構造を伝わる振動によって居室内の壁面や天井面等から発生する音のことである。

【解答及び解説】

【問 21】 正解 2

1 適切。人間が聴き取ることのできる周波数帯(可聴域)は、約20ヘルツから20,000ヘルツである。

2 不適切。加齢性難聴は、高い周波数から始まり、次第に低い周波数でもみられるようになる。問題文は、記述が逆である。

3 適切。人間の聴覚の特性は周波数により異なり、聴き取ることのできる最小の音圧は、周波数によってかなり変化する。

4 適切。固体伝搬音とは、建物の躯体構造を伝わる振動によって居室内の壁面や天井面等から発生する音のことである。たとえば、上階の居住者が床を歩くことや物の落下、玄関扉の開閉等で下階に発生する床衝撃音等がある。


【解法のポイント】この問題は、なかなか難しかったと思います。肢4くらいしか分からなかったという人も多かったでしょう。肢4の固体伝搬音と、それに関連する空気伝搬音は、今後も何度も出題されると思いますので、注意して下さい。