下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成29年 問20
【問 20】 地震に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 地震の規模を表すマグニチュードは、その値が1増えるごとにエネルギーが約10倍になる。
2 日本では、地震による揺れの強さを表す震度を7階級としている。
3 日本では、現在でも、震度の判定は体感及び目視によっている。
4 地震波にはP波とS波があり、P波の方がS波より速く伝わる性質がある。
【解答及び解説】
【解法のポイント】この問題は、肢1と肢2で数字の暗記まで要求していますが、正解肢の肢4は基本的な問題だったので、助かった人も多いでしょう。
【問 20】 正解 4
1 不適切。マグニチュードとは、地震が発するエネルギーの大きさを対数で表した指標値で、マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは「約31.6倍」になる。
2 不適切。日本では、気象庁の震度階級である「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の「10階級」が使われている。
3 不適切。震度の判定は、以前は体感による観測によっていたが、現在は震度計による計器観測に移行している。
4 適切。地震波にはP波(Primary wave)とS波(Secondary wave)があり、初期微動を起こすP波の方がS波より速く伝わる性質がある。