下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

【解答及び解説】

まず、３月31日に、諸費用690,000円を普通預金から振込みにより支払っているので、貸方に資産の減少として普通預金690,000円と仕訳する。
①の損害保険料は掛け捨てで４月１日から翌年３月31日までの１年分の保険料であるから、借方に費用として前払保険料240,000円と仕訳する。
②の漏水補修工事費用は、４月実施予定工事の着手金であるから、借方に資産の増加として前払金200,000円と仕訳する。
③の雑排水管清掃費用は、２月に実施は完了し３月に支払っている。発生主義によると２月時点では未払なので、負債として未払金100,000円と仕訳されているはずだから、２月時点の仕訳は「排水管洗浄費　100,000／未払金　100,000」となる。そして、それを３月に支払っているので、３月分の仕訳としては「未払金　100,000／普通預金　100,000」となる。
④の水道光熱費は、当月分なので、費用として借方に水道光熱費150,000円と仕訳する。
以上をまとめると、以下のようになる。
前払保険料　240,000／普通預金　690,000
前払金　　　200,000
未払金　　　100,000
水道光熱費　150,000
以上より、正解は肢１となる。


【解法のポイント】管理業務主任者においては、仕訳は毎年出題されています。本問は難易度的には標準的なものではなかったかと思います。