下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成28年 問44
【問 44】 各種の法令に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律において、特定建築物とは、学校、病院、劇場その他多数の者が利用する政令で定める建築物をいい、共同住宅はこれに含まれない。
2 自動車の保管場所の確保等に関する法律によれば、自動車の保有者が確保しなければならない当該自動車の保管場所は、自動車の使用の本拠の位置との間の距離が、2kmを超えないものでなければならない。
3 警備業法によれば、18歳未満の者は、警備員となってはならない。
4 身体障害者補助犬法によれば、住宅を管理する者(国等を除く。)は、その管理する住宅に居住する身体障害者が当該住宅において身体障害者補助犬を使用することを拒まないよう努めなければならない。
【解答及び解説】
【問 44】 正解 1
1 誤り。特定建築物とは、学校、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、ホテル、事務所、「共同住宅」、老人ホームその他の多数の者が利用する政令で定める建築物又はその部分をいう。
*バリアフリー法2条16号
2 正しい。自動車の保有者は、道路上の場所以外の場所において、当該自動車の使用の本拠の位置との間の距離が、2kmを超えない場所に当該自動車の保管場所を確保しなければならない。
*車庫法施行令1条1号
3 正しい。18歳未満の者は、警備員となってはならない。
*警備業法14条1項
4 正しい。住宅を管理する者(国等を除く。)は、その管理する住宅に居住する身体障害者が当該住宅において身体障害者補助犬を使用することを拒まないよう努めなければならない。
*身体障害者補助犬法11条
【解法のポイント】本問の「各種の法令」というのは、範囲が漠然としていて勉強しにくい範囲ですが、過去に出題されている法令、しかも、共同住宅に関するものを中心に勉強するとよいでしょう。本問は、比較的解答しやすかったと思います。