下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成28年 問42

【問 42】 次の文章は、消費者契約法第1条(目的)の規定であるが、文中の(ア)~(エ)に入る語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

この法律は、消費者と事業者との間の(ア)並びに交渉力の格差に鑑み、事業者の一定の行為により消費者が誤認し、又は困惑した場合等について契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることとするとともに、事業者の(イ)を免除する条項その他の消費者の利益を不当に害することとなる条項の全部又は一部を無効とするほか、消費者の被害の発生又は拡大を防止するため(ウ)が事業者等に対し(エ)をすることができることとすることにより、消費者の利益の擁護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

【解答及び解説】

【問 42】 正解 1

消費者契約法1条は、「この法律は、消費者と事業者との間の(ア)(情報の質及び量)並びに交渉力の格差に鑑み、事業者の一定の行為により消費者が誤認し、又は困惑した場合等について契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることとするとともに、事業者の(イ)(損害賠償の責任)を免除する条項その他の消費者の利益を不当に害することとなる条項の全部又は一部を無効とするほか、消費者の被害の発生又は拡大を防止するため(ウ)(適格消費者団体)が事業者等に対し(エ)(差止請求)をすることができることとすることにより、消費者の利益の擁護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」となっている。したがって、肢1が正解となる。


【解法のポイント】本問は、意外な視点からの問題で、ちょっと戸惑った人もいたかと思います。肢ウと肢エがポイントだったかと思います。