下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成28年 問28

【問 28】 窓サッシの改修工法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 カバー工法、持出し工法は、既存サッシ枠を残して、その上に新規のサッシ枠を取り付けるので、開口寸法は既存のものよりも小さくなる工法である。

2 ノンシール工法は、比較的大型の窓サッシに採用され、既存躯体との間には、タイト材を使用するので、外部側のシーリング充填作業が省略できる工法である。

3 はつり工法は、既存サッシ枠回りの躯体をはつり取り、新規のサッシ枠を取り付けるので、振動、粉じんが多く周囲への影響が大きい工法である。

4 引抜き工法は、既存サッシ枠を油圧工具又はジャッキ等で撤去するので、はつり工法に比較して、騒音が発生しにくい工法である。

【解答及び解説】

【問 28】 正解 2

1 適切。カバー工法、持出し工法は、いずれも既存サッシ枠を残して、そのまま利用するもので、その上に新規のサッシ枠を取り付けるので、開口寸法は既存のものよりも小さくなる。

2 不適切。ノンシール工法は、浴室・トイレなどの小窓の改装に採用される。問題文の後半は正しい。

3 適切。はつり工法は、既存枠を除去し新規サッシに改装する撤去工法の一つで、既存サッシ枠回りの躯体をはつり取る際に、振動、粉じんが発生するので、周囲への影響が大きい工法である。

4 適切。引抜き工法も、既存枠を除去し新規サッシに改装する撤去工法の一つであるが、はつり工法のように既存サッシ枠回りの躯体をはつり取らず、既存サッシ枠を油圧工具又はジャッキ等で撤去するので、騒音が発生しにくい工法である。


【解法のポイント】窓サッシの改修方法も過去問で出題されています。しっかりまとめておいて下さい。