下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成28年 問24

【問 24】 住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく住宅性能表示制度における新築住宅に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 住宅性能の評価結果をまとめた性能評価書には、設計図書の段階の評価結果をまとめた「設計住宅性能評価書」と、施工・完成段階の検査を経た評価結果をまとめた「建設住宅性能評価書」の2種類がある。

2 新築住宅の請負契約書や売買契約書には、住宅性能評価書やその写しを添付することが義務づけられている。

3 性能表示事項は必須と選択に区分され、そのうち「空気環境に関すること」、「光・視環境に関すること」、「高齢者等への配慮に関すること」については、選択分野に含まれる。

4 性能表示事項は、等級や数値などで表示され、等級では、数字が大きいものほど性能が高いことを表す。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 2

1 正しい。性能評価書には、設計された住宅に係る住宅性能評価書(設計住宅性能評価書)と、新築住宅の建設工事の完了後の建設された住宅に係る住宅性能評価書(建設住宅性能評価書)の2種類がある。
*品確法6条

2 誤り。新築住宅の請負契約書や売買契約書に、住宅性能評価書やその写しを「添付した場合」においては、住宅性能評価書又はその写しに表示された性能を有する新築住宅を引き渡すことを契約したものとみなされるが、住宅性能評価書やその写しを添付すること自体が義務づけられているわけではない。
*品確法6条

3 正しい。性能表示事項は必須と選択に区分され、新築住宅と既存住宅でその範囲は異なるが、「空気環境に関すること」、「光・視環境に関すること」、「高齢者等への配慮に関すること」については、いずれの場合も選択分野に含まれている。

4 正しい。性能表示事項は、等級や数値などで表示され、等級は、数字が大きいほど性能が高いことを表すように設定されている。


【解法のポイント】本問の正解肢の肢2は、基本的な内容です。問題なく正解は導けたはずです。肢3は、難しかったかもしれませんが、その他の肢も基本的なものだったと思います。