下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成28年 問17
【問 17】 建蔽率、容積率などに関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。
1 建蔽率とは、建築物の建築面積(同一敷地内に2以上の建築物がある場合においては、その建築面積の合計)の敷地面積に対する割合をいう。
2 建築面積の算定には、地階の面積はすべて含まれない。
3 容積率とは、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合をいう。
4 容積率の上限値には、前面道路の幅員による制限が加わる場合がある。
【解答及び解説】
【問 17】 正解 2
1 正しい。建蔽率とは、建築物の建築面積(同一敷地内に二以上の建築物がある場合においては、その建築面積の合計)の敷地面積に対する割合をいう。
*建築基準法53条1項
2 誤り。建築面積とは、建築物の外壁又はこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積によるが、建築物の地階で地盤面上1m以下にある部分は除かれるが、それを超える場合には建築面積に算入される。
*建築基準法施行令2条1項2号
3 正しい。容積率とは、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合をいう。
*建築基準法52条1項
4 正しい。前面道路の幅員が12m未満である建築物の容積率は、当該前面道路の幅員による一定の制限を受ける場合がある。
*建築基準法52条2項
【解法のポイント】管理業務主任者では、建築基準法の集団規定を正面切って出題するのは大変珍しいです。ただ、内容的には建蔽率・容積率という、基本的なものです。