下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
平成26年 管理業務主任者 本試験 【問 26】
【問 26】 排水管の洗浄方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 高圧洗浄法の前方噴射タイプには、洗浄機能に加えて自走機能がある。

2 塩化ビニール管にスネークワイヤ法を適用すると、その曲り部分が削られる危険性がある。

3 ロッド法は、主に敷地排水管に適用され、排水ますから器具を挿入して作業する。

4 化学的洗浄法は、機械的洗浄法が適用しにくい場合に用いるのがよい。

【解答及び解説】

【問 26】 正解 1

1 不適切。高圧洗浄法は、高圧洗浄機または高圧洗浄車からホースで導水しホースの先端に取り付けられたノズルから噴射する高速噴流により管内付着・堆積物等を除去する方法。「後方噴射」タイプは、洗浄とともに自走機能がある。

2 適切。スネークワイヤ法は、スクリュー形・ブラシ形等のヘッドが先端に取り付けられたワイヤーを排水管内に回転させながら挿入し、押し引きを繰り返しながら、管内停滞・付着物等を除去する方法である。したがって、塩化ビニール管にスネークワイヤ法を適用すると、その曲り部分が削られる危険性がある。

3 適切。ロッド法は、ロッド(長い棒)をつなぎ合わせて、手動で排水管内に挿入する方法で、この方法は敷地排水管や雨水敷地排水管に適用され、排水ますから挿入して作業する。

4 適切。化学的洗浄方法は機械的洗浄方法が適用しにくい場合など、非常手段的に用いられる。


【解法のポイント】排水管の洗浄方法は、過去問に出題がありますが、その過去問より一歩進んだ内容を問われているので、戸惑った方が多かったのではないかと思います。