下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
平成26年 管理業務主任者 本試験 【問 15】
【問 15】 管理組合の活動における以下の取引に関して、平成26年3月分の仕訳として正しいものは次のうちどれか。ただし、この管理組合の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとし、期中の取引において、企業会計原則に基づき厳格な発生主義によって経理しており、支払保険料についても毎月初めに当月発生額を費用計上しているものとする。



【解答及び解説】

【問 15】 正解 2

まず、平成25年6月30日に平成25年7月1日から平成26年6月末までの期間1年分の保険料1,800,000円を管理組合名義の普通預金から支払っているので、この時点で、「前払保険料 1,800,000/普通預金 1,800,000」と仕訳しているはずである。
そして、支払保険料について毎月初めに当月発生額を費用計上しているので、危険保険部分は毎月、前払保険料から、費用として振替処理しているはずである。したがって、3月にも同様の処理をするので、75,000円(危険保険部分の年額900,000円の1月分)を前払保険料から、費用として振替処理すればよい。
したがって、「支払危険保険料 75,000/前払保険料 75,000」となり、肢2が正解となる。


【解法のポイント】この問題は、「支払保険料についても毎月初めに当月発生額を費用計上しているものとする」という問題文の最後の部分に気が付けば正解を出せたと思いますが、ちょっと難しい問題だったかもしれません。