下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成25年 問48

【問 48】 管理業務主任者に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、空欄に当てはまる言葉の組み合わせとして正しいものはどれか。

ア マンション管理業者がその事務所ごとに置かなければならない成年者である専任の管理業務主任者の数は、管理事務の委託を受けた管理組合の数を( A )で除したもの(1未満の端数は切り上げる。)以上とする。

イ 管理業務主任者証の交付を受けようとする者で、管理業務主任者試験に合格した日から( B )に交付を受けようとする者については、国土交通大臣の登録を受けた者(登録講習機関)が行う講習を受けなくても交付を申請することができる。

ウ 管理業務主任者試験に合格した者で、管理事務に関し( C )の実務の経験を有する者は、国土交通大臣の登録を受けることができる。

エ 管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をしたときは、国土交通大臣は、その者に対し、( D )の期間を定めて、管理業務主任者としてすべき事務を行うことを禁止することができる。



【解答及び解説】

【問 48】 正解 4

ア マンション管理業者は、その事務所ごとに、マンション管理業者が管理事務の委託を受けた管理組合の数を(A=30)で除したもの(一未満の端数は切り上げる。)以上の成年者である専任の管理業務主任者を置かなければならない。
*マンション管理適正化法施行規則61条

イ 管理業務主任者証の交付を受けようとする者は、登録講習機関が行う講習で交付の申請の日前6月以内に行われるものを受けなければならない。ただし、試験に合格した日から(B=1年以内)に管理業務主任者証の交付を受けようとする者については、この限りでない。
*マンション管理適正化法60条2項

ウ 管理業務主任者試験に合格した者で、管理事務に関し(C=2年以上)の実務の経験を有するものは、国土交通大臣の登録を受けることができる。
*マンション管理適正化法施行規則68条

エ 国土交通大臣は、管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をしたときは、当該管理業務主任者に対し、(D=1年以内)の期間を定めて、管理業務主任者としてすべき事務を行うことを禁止することができる。
*マンション管理適正化法64条2項

以上より、A=30、B=1年以内、C=2年以上、D=1年以内となり、正解は肢4となる。


【解法のポイント】本問は、「数字」を問う問題ですが、基本的な数字なので大丈夫だったと思います。