下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成25年 問43
【問 43】 不動産登記法(平成16年法律第123号)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 区分建物が属する一棟の建物が新築された場合における各区分建物についての表題登記の申請は、当該建物に属する他の区分建物についての表題登記の申請と併せてしなければならない。
2 区分建物を売買により取得した者は、取得した日から1月以内に所有権移転の登記を申請しなければならない。
3 権利に関する登記を申請する場合には、登記識別情報を申請情報と併せて提供しなければならず、これを提供できないときには、登記申請をすることができない。
4 登記の前後は、登記記録の同一の区にした登記相互間においても、別の区にした登記相互間においても、ともに順位番号による。
【解答及び解説】
【問 43】 正解 1
1 正しい。区分建物が属する一棟の建物が新築された場合における当該区分建物についての表題登記の申請は、当該新築された一棟の建物に属する他の区分建物についての表題登記の申請と併せてしなければならない。
*不動産登記法48条1項
2 誤り。所有権移転登記のような権利の登記については、当事者に申請義務はないので、1月以内に申請しなければならないというような制限はない。
3 誤り。権利に関する登記を申請する場合には、登記識別情報を申請情報と併せて提供しなければならないが、提供できない場合は、事前通知のような制度があるので、登記申請も可能である。
*不動産登記法23条
4 誤り。登記の前後は、登記記録の同一の区にした登記相互間については順位番号、別の区にした登記相互間については受付番号による。
*不動産登記規則2条1項
【解法のポイント】この問題は、細かい不動産登記の手続について問われている問題ではないので、正解できないといけません。