下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成25年 問27

【問 27】 マンション標準管理規約のコメントにおける長期修繕計画の内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 マンションの長期修繕計画は、計画期間が30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上とすることが必要である。

2 計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である。

3 長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である。

4 長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度ごとに)見直しをすることが必要である。

【解答及び解説】

【問 27】 正解 4

1 適切。長期修繕計画の内容として、計画期間が30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上とすることが必要である。
*標準管理規約32条関係コメント②1

2 適切。計画修繕の対象となる工事として外壁補修、屋上防水、給排水管取替え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等が掲げられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められているものであることとされている。
*標準管理規約32条関係コメント②2

3 適切。長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行う必要があるとされている。
*標準管理規約32条関係コメント③

4 不適切。長期修繕計画の内容については定期的な見直しをすることが必要であるとされているが、具体的な見直しの期間は定められていない。
*標準管理規約32条関係コメント②3


【解法のポイント】この問題は、非常に簡単だったと思います。正解の肢4は何度も出題されています。