下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成25年 問25

【問 25】 コンクリートに関する次の記述のうち、建築工事標準仕様書・同解説(JASS 5)によれば、最も適切なものはどれか。

1 コンクリートの計画供用期間とは、建築物の計画時又は設計時に、建築主又は設計者が設定する、建築物の予定供用期間であり、3つの級が設定きれている。

2 空気量とは、硬化後のコンクリートに含まれる空気(骨材内部の空気は含まない)の容積のコンクリート容積に対する百分率をいう。

3 運搬とは、フレッシュコンクリートを工事現場の荷卸し地点から打込み地点まで運ぶことをいう。

4 品質基準強度とは、構造体の要求性能を得るために必要とされるコンクリートの圧縮強度であり、通常、設計基準強度と耐久設計基準強度を確保するために、コンクリートの品質の基準として定める強度である。

【解答及び解説】

【問 25】 正解 4

1 不適切。コンクリートの計画供用期間とは、建築物の計画時又は設計時に、建築主又は設計者が設定する、建築物の予定供用期間であるという点は正しいが、短期、標準、長期、超長期の4つの級が設定きれている。

2 不適切。空気量とは、「硬化後」ではなく、生コンクリートに含まれる空気(骨材内部の空気は含まない)の容積のコンクリート容積に対する百分率をいう。

3 不適切。運搬とは、フレッシュコンクリートを「工場」から「工事現場の荷卸し地点」まで運ぶことをいう。

4 適切。品質基準強度とは、構造体の要求性能を得るために必要とされるコンクリートの圧縮強度であり、通常、設計基準強度と耐久設計基準強度を確保するために、コンクリートの品質の基準として定める強度である。


【解法のポイント】これは、難しかったと思います。間違えても仕方のない問題だと思いますよ。