下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成25年 問23
【問 23】 マンションの住戸における電気の配線に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 単相3線式で200ボルトの電気器具を使用する場合においては、3本の電気配線のうち中性線と他の電圧線を利用する。
2 単相3線式で引込んでいる住戸においては、漏電遮断器は中性線欠相保護機能付のものとするのが望ましい。
3 エアコン用のコンセントは、専用回路とするのが望ましい。
4 3路スイッチ等を使用することにより、複数の箇所から照明器具のスイッチのオン、オフが可能となる。
【解答及び解説】
【解法のポイント】この問題も、正解肢は過去問の範囲で、簡単だったと思います。
【問 23】 正解 1
1 不適切。単相3線式で200ボルトの電気器具を使用する場合においては、3本の電気配線のうち1本の電圧線と、もう1本の電圧線を利用する。中性線と他の電圧線を利用すれば、100ボルトの電気器具しか利用できない。
2 適切。単相3線式で引込んでいる住戸においては、200ボルトの電気器具を利用する際には、2本の電圧線を利用し、中性線は利用しないので、漏電遮断器は中性線欠相保護機能付のものとするのが望ましい。
3 適切。エアコンは、消費電力が大きいので、専用回路とするのが望ましい。
4 適切。3路スイッチとは、2か所のスイッチで照明器具のオン・オフを行うためのスイッチである。3路スイッチは主に階段や廊下などで使用される。