下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成24年 問44

【問 44】 各種の法令に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 自動車の保管場所の確保等に関する法律(昭和37年法律第145号)によれば、何人も自動車を道路上の同一場所に引き続き8時間以上(夜間においては5時間以上)駐車する行為をしてはならない。

2 エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和54年法律第49号)によれば、延床面積の合計が300㎡以上の共同住宅については、定期に当該建築物の維持保全の状況について、所管行政庁に報告しなければならない。→本法の省エネ措置の届出等については法改正により削除されています。

3 消防法(昭和23年法律第186号)によれば、一定の防火対象物の関係者は、当該防火対象物における消防用設備について、総務省令で定めるところにより、定期に消防設備士等の有資格者に点検させ、その結果を消防長又は消防署長に報告しなければならない。

4 警備業法(昭和47年法律第117号)によれば、警備業者及び警備員は、警備業務を行うに当たっては、内閣府令で定める公務員の法令に基づいて定められた制服と型式又は標章により、明確に識別することができる服装を用いなければならないが、服装の色までは規制されていない。

【解答及び解説】

【問 44】 正解 3

1 誤り。何人も、自動車が道路上の同一の場所に引き続き「12時間」以上駐車することとなるような行為、又は自動車が夜間(日没時から日出時までの時間をいう。)に道路上の同一の場所に引き続き「8時間」以上駐車することとなるような行為をしてはならない。
*自動車の保管場所の確保等に関する法律11条

2 誤り。定期に当該建築物の維持保全の状況について、所管行政庁に報告しなければならないのは、第一種特定建築物及び第二種特定建築物であるが、第一種特定建築物は2,000㎡以上であり、また所管行政庁へ報告が必要な第二種特定建築物から「住宅」は除かれている。→本法の省エネ措置の届出等については法改正により削除されています。
*エネルギーの使用の合理化に関する法律75条の2第3項

3 正しい。一定の防火対象物の関係者は、当該防火対象物における消防用設備等又は特殊消防用設備等について、総務省令で定めるところにより、定期に、消防設備士又は総務省令で定める資格を有する者に点検させ、その結果を消防長又は消防署長に報告しなければならない。
*消防法17条の3の3

4 誤り。警備業者及び警備員は、警備業務を行うに当たっては、内閣府令で定める公務員の法令に基づいて定められた制服と、「色」、型式又は標章により、明確に識別することができる服装を用いなければならない。服装の色も規制されている。
*警備業法16条1項