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管理業務主任者 過去問解説 平成24年 問25

【問 25】 マンションの給水ポンプに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 給水ポンプ本体に使用される主な材質としては、鋳鉄製とステンレス鋼製のものがある。

2 高置水槽方式の揚水ポンプは、通常2台設置して自動交互運転とする。

3 ポンプ直送方式における回転数制御方式としては、吐出圧力一定制御と推定末端圧力一定制御がある。

4 給水ポンプを防振架台上に設置する場合、耐震ストッパを設けないこと。

【解答及び解説】

【問 25】 正解 4

1 適切。給水ポンプ本体に使用される主な材質としては、従来鋳鉄製のものが主流であったが、赤水を防ぐ為、最近ではステンレス製も多くなっている。

2 適切。高置水槽方式の揚水ポンプは、故障するとその建物は断水するため、通常2台設置する。そして、予備ポンプの錆び付きを防止するため、自動交互運転とする。

3 適切。ポンプ直送方式における回転数制御方式として、回転数を変化させて吐出し量が変化しても吐出し圧力を一定する吐出圧力一定制御と、ポンプ自身の吐出し圧と流量から末端の水圧を推定し、この末端水圧が常に一定となるようにポンプ速度を制御する推定末端圧力一定制御がある。

4 不適切。給水ポンプを防振架台上に設置する場合、地震時の給水ポンプの転倒を防止するため、耐震ストッパを設ける必要がある。