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管理業務主任者 過去問解説 平成24年 問24

【問 24】 飲料用水槽の設置及び構造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 水槽底部には100分の1程度の勾配を設け、最低部に設けたピット又は溝に水抜管を設置すること。

2 建築物の内部に設けられる飲料用水槽については、有効水量2?以下の取り外しができるものを除き、天井、底又は周壁の保守点検ができるよう、床、壁及び天井面から45cm以上離れるように設置すること。

3 オーバーフロー管の管端開口部には、防虫網を設けないこと。

4 水抜管は排水管と直結し、オーバーフロー管は排水口空間を設け間接排水とすること。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 1

1 適切。貯水槽内は清掃作業が容易な構造とし、底部には1/100を標準とする勾配及び集水ピット等を設け、完全な水抜きができる構造とすることが必要とされている。

2 不適切。建築物の内部に設けられる飲料用水槽については、有効水量2?以下の取り外しができるものを除き、天井、底又は周壁の保守点検ができるよう、床、壁から60cm以上、天井面から1m以上離れるように設置しなければならない。

3 不適切。オーバーフロー管の管端開口部には、飲料用水槽に虫が入り込まないよう防虫網を設けなければならない。

4 不適切。水抜管を排水管と直結すると、排水が飲料用水槽に逆流するおそれがあるので適切ではない。後半は正しい。