下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成23年 問26

【問 26】 マンションの省エネルギー対策として最も不適切なものは、次のうちどれか。

1 窓ガラスに遮熱用フィルムを貼る。

2 ラピッドスタート型の蛍光灯器具を高効率型(Hf型)の器具に交換する。

3 フィラメント使用の電球を発光ダイオード(LED)使用のものに交換する。

4 既存のエレベーターの速度を上げて運転する。

【解答及び解説】

【問 26】 正解 4

1 適切。窓ガラスに遮熱用フィルムを貼ることにより、日差しや紫外線を遮る効果があり、省エネルギー対策として適切である。

2 適切。Hf蛍光灯は従来のラピッドスタート式やグロー式の蛍光灯よりも、蛍光管の電極で発生する損失を小さくすることにより、ランプの点灯効率が向上するため、同じ照度を確保するための消費電力を、従来の蛍光灯器具よりも削減することができ、省エネルギー対策となる。

3 適切。フィラメント使用の電球とは、通常白熱電球と呼ばれるもので、このLED電球は消費電力が少なく、節電効果があり、省エネルギー対策となる。

4 不適切。既存のエレベーターの速度を上げて運転すれば、電力を消費し、省エネルギー対策として不適切である。