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管理業務主任者 過去問解説 平成23年 問24

【問 24】 共同住宅の外壁の塗材に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 薄付け仕上塗材は、最も古い形の吹付け仕上げによる材料で、通称「吹付けタイル」と呼ばれている。

2 複層仕上塗材は、合成樹脂、セメントなどの結合材及び骨材、充てん材を主原料とし、下塗り、主材塗り、上塗りの3層で構成される仕上塗材で、通称「セメントリシン」と呼ばれている。

3 可とう形改修用仕上塗材は、改修工事専用の塗材で、下地調整機能の特徴を持ち、通称「微弾性フィラー」と呼ばれている。

4 鉄部のさび止め塗料としては、下塗りに鉛系さび止めペイント、上塗りにボイル油を展色剤とした油性調合ペイントが、現在最も用いられている。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 3

1 不適切。薄付け仕上塗材は、最も古い形の吹付け仕上げによる材料であるという点は正しいが、通称「吹き付けタイル」と呼ばれるものは、複層仕上塗材である。

2 不適切。複層仕上塗材は、合成樹脂、セメントなどの結合材及び骨材、充てん材を主原料とし、下塗り、主材塗り、上塗りの3層で構成される仕上塗材であるという部分は正しいが、通称「セメントリシン」と呼ばれているのは、薄付け仕上塗材である。

3 適切。可とう形改修用仕上塗材は、改修工事専用の塗材で、下地の凹凸を調整する機能があり、通称「微弾性フィラー」と呼ばれている。

4 不適切。鉄部のさび止め塗料として、現在多く用いられているのは、下塗りに鉛系さび止めペイント、と「上塗りに合成樹脂調合ペイント」である。