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管理業務主任者 過去問解説 平成23年 問23

【問 23】 鉄筋コンクリート造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 壁式構造とは、鉄筋コンクリート造の壁や床板によって箱状の構造体を構成し、荷重や外力に抵抗する構造形式である。

2 高さ20mを超えるような中高層マンションは、現在でも鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられており、鉄筋コンクリート造のものはない。

3 プレキャストコンクリート工法で用いられる鉄筋コンクリートの部材の製造は工場で行われることが多く、現在では現場の構内で行われることはほとんどない。

4 プレキャストコンクリートと現場打ちコンクリートを併用する工法は、現在ではほとんど採用されていない。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 1

1 適切。壁式構造とは、壁で建物を支える構造で、鉄筋コンクリート造の壁や床板によって箱状の構造体を構成し、荷重や外力に抵抗する構造形式である。

2 不適切。鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造よりも強さと粘り強さを持っており、高層マンションで使われているが、鉄筋コンクリート造でも高さ20mを超えるような中高層マンションが建てられる。

3 不適切。プレキャストコンクリートは、あらかじめ工場で製作されたコンクリート部材・製品であるが、工場と現場が離れているような場合には、現場で行われることもある。

4 不適切。プレキャストコンクリート工法は、あらかじめ工場で製作されたコンクリート部材・製品を現場でつなぎ合わせて使うので、現場打ちのコンクリートを併用することが多い。