下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成22年 問38
【問 38】 集会の議事録に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 議事録を電磁的記録により作成する場合でも、規約にその旨の定めを要しない。
2 議長が議事録を作成しないときは、20万円以下の過料に処せられる。
3 議事録は、建物内の見やすい場所に掲示しておかなければならない。
4 議事録が書面で作成されているときは、議長及び集会に出席した区分所有者2名がこれに署名しなければならない。
【解答及び解説】
【問 38】 正解 3
1 正しい。集会の議事については、議長は、書面又は電磁的記録により、議事録を作成しなければならない。電磁的記録による場合であっても、特に規約の定めを必要としていない。
*区分所有法42条1項
2 正しい。議事録の作成義務に違反した場合は、20万円以下の過料に処せられる。
*区分所有法71条3号
3 誤り。議事録の「保管場所」は、建物内の見やすい場所に掲示しなければならない。議事録そのものを掲示する必要はない。
*区分所有法42条5項
4 正しい。議事録が書面で作成されているときは、議長及び集会に出席した区分所有者の2人がこれに署名しなければならない。
*区分所有法42条3項