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管理業務主任者 過去問解説 平成22年 問24

【問 24】 給水・給湯用配管材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 亜鉛めっき鋼管は、給水管として多用されてきたが、現在では給水用にはほとんど用いられていない。

2 硬質塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内部に硬質塩化ビニル管が挿入されたもので、塩化ビニルの耐食性と鋼管の剛性との長所を併せ持っている。

3 耐熱性硬質塩化ビニル管は、耐食性に優れ、接着接合で施工が容易であるが、直射日光、衝撃、凍結には弱い。

4 水道用ポリブテン管、水道用架橋ポリエチレン管は、いずれも高温では強度が急激に低下するため、給湯用配管には用いることはできない。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 4

1 適切。以前の給水管のほとんどは亜鉛めっき鋼管を使用していたが、亜鉛メッキが剥げると給水管は全体的に錆びてゆき、赤水が発生するので、現在では亜鉛めっき鋼管はほどんど使われなくなった。

2 適切。硬質塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内部のさや管に硬質塩化ビニルを使用した配管で、塩化ビニルの耐食性と鋼管の剛性との長所を併せ持っている。

3 適切。耐熱性硬質塩化ビニル管は、金属ではないので耐食性に優れ、接着接合で施工が容易で経済性に優れているが、直射日光、衝撃、凍結には弱い。

4 不適切。水道用ポリブテン管、水道用架橋ポリエチレン管は、耐熱性に優れているので、給湯用配管に用いられている。