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管理業務主任者 過去問解説 平成21年 問36

【問 36】 管理組合の次の行為のうち、マンション標準管理規約の定めに違反しないものはどれか。

1 収支決算の結果、管理費に余剰が生じたので、翌年度の修繕積立金に充当した。

2 理事会決議により、修繕積立金の運用のため、国債を購入した。

3 理事会決議により、修繕積立金を預金していたA銀行の口座から預金を引出し、B銀行に口座を開設して預け替えた。

4 総会の普通決議により、役員に対する必要経費と報酬の額を決定し、管理費から支弁した。

【解答及び解説】

【問 36】 正解 4

1 違反する。収支決算の結果、管理費に余剰を生じた場合には、その余剰は翌年度における「管理費」に充当する。修繕積立金に充当するのではない。
*標準管理規約61条1項

2 違反する。「修繕積立金の保管及び運用方法」は、総会の決議事項である。
*標準管理規約48条7号

3 違反する。「修繕積立金の保管及び運用方法」は、総会の決議事項である。
*標準管理規約48条7号

4 違反しない。「役員活動費の額及び支払方法」は、総会の普通決議事項であり、また、管理費から支出される「管理組合の運営に要する費用」には、役員活動費も含まれる。
*標準管理規約48条2号、27条11号