下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成21年 問31

【問 31】 管理組合の業務に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約の定めによれば、最も不適切なものはどれか。

1 町内会の防災対策についての情報収集のため町内会の会合に出席すること。

2 組合員向けに広報誌を発行すること。

3 マンション敷地内の樹木を伐採すること。

4 組合員から自治会費を徴収し、自治会に支払うこと。

【解答及び解説】

【問 31】 正解 4

1 適切。「官公署、町内会等との渉外業務」や「防災に関する業務」は、管理組合の業務とされ、本肢はこれに該当する。
*標準管理規約32条11号・12号

2 適切。「広報及び連絡業務」は管理組合の業務とされ、本肢もこれに該当する。
*標準管理規約32条13号

3 適切。「管理組合が管理する敷地及び共用部分等の保安、保全、保守、清掃、消毒及びごみ処理」は管理組合の業務とされ、本肢もこれに該当する。
*標準管理規約32条1号

4 不適切。各居住者が各自の判断で自治会又は町内会等に加入する場合に支払うこととなる自治会費又は町内会費等は、地域住民相互の親睦や福祉、助け合い等を図るために居住者が任意に負担するものであり、マンションを維持・管理していくための費用である管理費等とは別のものである。したがって、自治会費の徴収は管理組合の業務とはいえない。
*標準管理規約27条関係コメント③