下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成21年 問28

【問 28】 マンションの断熱改修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 断熱改修は、夏の暑さに対しては効果を期待できないが、冬の寒さに対しては効果がある。

2 外断熱改修工事を行った場合、結露の防止に対しては効果が期待できない。

3 壁体の内断熱改修工事を行うと居室の面積が減少する。

4 壁体の断熱改修を行えば、窓の断熱改修は必要なくなる。

【解答及び解説】

【問 28】 正解 3

1 不適切。断熱改修は、壁などに断熱材を追加するなどの工事で、壁などの熱の伝導を抑えるため、冬の寒さだけでなく、夏の暑さに対しても効果を期待できる。

2 不適切。結露は、室外と室内の温度があるときに発生するが、外断熱改修工事を行うと、壁の室内側と室内の温度差が少なくなるので、結露に対して効果が期待できる。

3 適切。壁体の内断熱改修工事は、壁の室内側に断熱材を施すことになるので、居室の面積は減少することになる。

4 不適切。壁体だけ断熱改修を行っても、窓のような開口部からの熱の伝導も抑える必要があるので、窓の断熱改修も必要である。