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管理業務主任者 過去問解説 平成21年 問27

【問 27】 窓サッシの改修方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 カバー工法とは、既存のサッシの枠を残し、当該サッシ枠の外側に新規建具を設置する工法であり、既存サッシより開口寸法を大きくできることがある。

2 サッシの改修は、一般的に共用部分の工事となるが、既存サッシの内側に新規サッシを設置して二重サッシとする場合には、専有部分の工事となることがある。

3 引抜き工法とは、油圧工具又はジャッキ等で既存のサッシを枠ごと撤去して新しいサッシと交換する工法である。

4 ノンシール工法は、主に便所や浴室などの比較的小型のサッシに採用される。

【解答及び解説】

【問 27】 正解 1

1 不適切。カバー工法とは、既存のサッシの枠を残し、当該サッシ枠の上に新規建具を設置する工法であるが、既存サッシの枠を残しているので、既存サッシの開口寸法より小さくなる。

2 適切。窓枠は共用部分に該当するので、既存サッシの改修は、一般的に共用部分の工事となるが、既存サッシの内側に新規サッシを設置して二重サッシとする場合には、専有部分の工事となることもある。

3 適切。引抜き工法とは、油圧工具又はジャッキ等で既存のサッシを枠ごと撤去して新しいサッシと交換する工法である。カバー工法より、工事期間、工事費等がかかる。

4 適切。ノンシール工法は、古い窓枠の上に新しい窓枠を取付ける工法で、主に便所や浴室などの比較的小型のサッシに採用される。