下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成20年 問44

【問 44】 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。

2 個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかにその利用目的を本人に通知し、又は公表しなければならない。

3 個人情報取扱事業者であるマンション管理業者が、管理を受託している管理組合の組合員のデータを第三者に提供する場合は、一定の場合を除き、あらかじめ本人の同意を得なければならない。

4 管理組合の組合員の氏名、電話番号が記載されている組合員名簿が、コンピュータを用いて検索できるように体系的に構成されていない場合には、その名簿は「個人情報データベース等」ではない。

【解答及び解説】

【問 44】 正解 4

1 正しい。個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。
*個人情報保護法18条1項

2 正しい。個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない。
*個人情報保護法21条1項

3 正しい。個人情報取扱事業者は、一定の場合を除いて、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
*個人情報保護法27条1項

4 誤り。「個人情報データベース等」とは、個人情報を含む情報の集合物であって、特定の個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したものだけではなく、それ以外でも「特定の個人情報を容易に検索することができるように体系的に構成したものとして政令で定めるもの」も含まれる。
*個人情報保護法16条1項