下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成20年 問26
【問 26】 共同住宅の外壁の劣化の種類と現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
１ ポップアウトとは、コンクリート内部の部分的な膨張圧によって、コンクリート内部が破壊された状態をいう。
２ エフロレッセンスとは、下地の可溶成分が表面に析出し、空気中の二酸化炭素ガス等との反応によって難溶性の白色物質が表面に沈着した状態をいう。
３ チョーキングとは、塗膜表面の劣化により、充てん材が離脱しやすくなり、表面が粉末状になった状態をいう。
４ はく落とは、浮いていたコンクリートが躯体からはがれ落ちた状態をいう。
【解答及び解説】
【問 26】 正解 １
１ 不適切。ポップアウトとは、コンクリート内部の部分的な膨張圧によって、コンクリートの「表面」が円錐形に破壊された状態である。コンクリート「内部」が破壊されるわけではない。
２ 適切。エフロレッセンスとは、下地の可溶成分が表面に析出し、空気中の二酸化炭素ガス等との反応によって難溶性の白色物質が表面に沈着した状態をいい、白華現象ともいう。
３ 適切。チョーキングとは、塗膜表面の劣化によって硬化し、充てん材が離脱しやすくなり、表面が粉末状になった状態をいう。
４ 適切。はく落とは、タイル等の仕上げ材や、浮いていたコンクリートが躯体からはがれ落ちた状態をいう。